WordPressで小説サイトを作るにあたって絶対に欲しくなるもの。それがルビ周りのプラグインだと個人的に考えています。自分が探し回った中で一番使い勝手のよかった「Simple Ruby」を紹介します。
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「Simple Ruby」とは
「Simple Ruby」とは、texst.net様で公開されているWordPressのプラグインです。導入することで「小説家になろう」や「カクヨム」といった大手投稿サイトと同じ形式で手軽に本文へルビや傍点が振れるようになります。というのも実はWordPress単体でも最初からプラグインを使わずルビが使用できるようになっているのですが、入力が少し面倒臭いですし、上記のような小説投稿サイトと互換性がないため使い勝手があまりよろしくありません。自サイトで掲載した小説を、他の小説サイトなどに投稿したいと思った場合、やはりそのままコピペできた方がずっと楽ですしミスもありません。そういう観点で、Simple Rubyは最も優れたプラグインだと思います。
Simple Rubyを実装する手順
Simple Rubyを実装するには、主に以下の手順が必要となります。
- Simple Rubyのダウンロード&設置
- Simple Rubyの設定
- コンテンツ部分を書く
Simple Rubyは、シンプルと名前についているだけあって、実装も非常にシンプルで簡単です。
以下では、Wordpressテーマに実装する方法を紹介したいと思います。
Simple Rubyのダウンロード&設置
まずは、Simple Rubyのダウンロードを行います。
ダウンロードは、Google ドライブからダウンロードする必要があります。
2017年10月11日時点の最新バージョンは「3.0.0」です。
ダウンロードしたsimple-ruby.zipをWordPressにアップロードします。
Simple Rubyの設定
次に設定画面を開きます。
初期設定のままでも問題ありませんが、()で囲った文字がルビとして処理されます。ルビではない通常通りの()も使いたい、という方はチェックを入れてルビにしたいところだけ囲むようにしましょう。
コンテンツ部分を書く
実際の記入の仕方です。基本的にはデフォルト状態で「小説家になろう」や「カクヨム」などの記法と同じです。
|約束された勝利の剣(エクスカリバー)
()の前が漢字の場合は | を省略できます。
固有結界(リアリティ・マーブル)
傍点を使いたい時は《《》》を使用します。
ああ。時間を稼ぐのはいいが――別に、《《あれを倒してしまっても構わんのだろう?》》
まとめ
小説を書く上で非常に有用なプラグインだと思います。実装も非常に簡単ですし、ぜひ皆様もご利用してみてください。きっと手放せなくなるのではないかと思います。